【10/21〜28】社会課題解決に向けた共創の場「よこはま共創 博覧会 2022」のお知らせ
- Posted by YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス 編集部
- On 2022年10月12日
──ケアする人たちに寄り添いたい。
「自分だけの居場所が欲しい」「ほめられたい」…。
これはヤングケアラーの当事者の子どもたちから聞いた“欲しいもの”の声でした。いま社会的に話題となっている、ヤングケアラーとは、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているような子どもとされています。
私たちの街、鶴見区にも、ヤングケアラーの子どもたちが暮らしており、彼らを現場で支える専門職や地域ボランティアが中心となって、団体を立ち上げました。地域のゆるやかなつながりの中で、まずは多くの人たちにヤングケアラーについて理解を深めて頂きたい。そしてそれが支援や、今後の横浜市の政策につながることを願い、下記の4つを軸に活動しています。
家庭の中で、社会の中で支援する側の人(例えば介護者、看護者、指導者等)が”心身共に健康でなければいい支援はできない”という理念の下、よりよいケアができるような支援や環境整備を目指して共創を呼びかけていきます。
2021年には、地域ボランティアの方々や、元ヤングケアラーの当事者、ヤングケアラーのご家族など、さまざまな方々が参加するオンラインミーティングを継続的に実施。“ヤングケアラーとは?”、“いま、私たちができること”などをテーマに意見交換をしました。また、学識者にも参画頂き、講座なども実施。皆で理解を深めるよう努めています。
ヤングケアラーの社会課題に関する社会的認知度を高める活動を行うことにより、地域の中での対話を軸とした研修広報活動、政策提言を実施していくことを目的とします。
横浜市では、令和4年度にヤングケアラーの実態把握調査が行われる予定です。それに合わせ、私たちも独自の調査を行います。田中悠美子立教大学助教監修のもと、鶴見区内の小中学校教職員へのアンケート調査を実施予定です。
団体名称 | つるみヤングケアラーラボ |
代表者 | 西迫愛、勝呂ちひろ、神道映利 |
活動開始年 | 2021年6月 |
主な活動テーマ | ヤングケアラーを主体とするケアラー支援 |
主な活動内容 | 鶴見区のケアマネージャー、精神保健福祉士、地域でまちづくりに関わる心理カウンセラーが、ケアラー当事者や関係機関と連係。田中悠美子助教(立教大学)監修のもと、ケアを担う子ども等の支援を考える。 |
主な活動拠点 | コミュニティ&シェアスペースKOTOBUKI |
主な活動メンバー | 横浜ヤングケアラーヘルプネット(西迫愛)、一般社団法人Omoshiro(勝呂ちひろ)、つるみmachiづくりの会(神道映利) |
活動頻度 | 不定期(対話の場づくりや講座、調査) |
URL | https://www.facebook.com/Yokohama.Tsurumi.YC.Labo |