SDGs横浜金澤リビングラボ

SDGs横浜金澤リビングラボ

SDGs横浜金澤リビングラボは、横浜市金沢区を拠点とするリビングラボです。SDGs横浜金澤リビングラボでは、金沢区全域の地域資源を活用し、金沢区で活躍する企業や団体、教育機関や地元住民が協働・共創しながら新しいビジネスモデルやマーケットの創出、ローカルファーストやシェアリングエコノミーなどを普及させ、「歴史・観光・文化・教育」のまちとして金沢区内の地域経済および観光経済を活性化することを目指しています。

金沢区は人口減少率が約44%、高齢化率も約40%と横浜市内で特に高く、急速に少子高齢化が進んでいます。一方で、金沢区には横浜市内で唯一の海水浴場「海の公園」があり、内陸部には農園や森林もあるなど、水陸ともに自然豊かな土地として栄えてきました。また、沿岸部には金沢工業地帯もあり地元で働く人々も多く、八景島シーパラダイス、横浜ベイサイドマリーナ、金沢文庫などの観光資源も豊富という様々な強みがあります。

SDGs金澤リビングラボではこれらの強みを活かし、大きく3つのテーマに取り組んでいます。

1. 地域産品づくりによる地域観光まちづくり

(1)地域産品「金澤八味」や「復活釜利谷トマトジュース」による地域おこし
市民参加型による栽培体験、収穫体験、食育体験を実施、新しい地域に愛された金沢ブランド商品を製品化し地域をPRします。
(2)まちづくりを語り合える「機会と場」の提供
年間を通して、地域住民や地域企業が主体となったまちづくりやイベント、そして街の未来について語り合える「機会と場」を提供し、各種のまちづくり事業等の企画・運営を実施します。

2. 市民参加型による広域連携まちづくり

(1)地域をつなぐ「食のエンターテイメント」
フードロス削減をテーマにした「サルベージパーティー」や体験プログラムとあわせて、「ラグジュアリーバーベキューパーティー」等を開催します。
(2)三浦半島広域連携によるサーキュラーエコノミーの推進
三浦半島地域活性化協議会や金沢八景まちづくり委員会等と連携し、新しく製品化した地域産品や収穫した野菜等を中心にマルシェの開催や販売活動を行い、循環型経済を構築します。

3. 産官学連携による地方創生まちづくり

(1)海藻の利活用による環境教育
産官学連携により、海の公園で処分される海藻(アマモ等)の利活用を検討し、農業研究活動、堆肥研究、昆虫飼育研究など子ども達の自分づくり教育を支援します。
(2)関係人口創出による地域おこし
秋田県湯沢市などの地域企業や地方自治体と連携し、金沢区の魅力づくりを検討するフューチャーセッションを開催し、食や文化交流を行い、関係人口の増加を促進します。

SDGs横浜金澤リビングラボの特徴

間引きされたアマモを活用した循環型農業

横浜で唯一の海水浴場がある海の公園では、2001年以降、減少するアマモ場を再生する取り組みが行われ、海の公園全域にアマモ場が再生されました。このアマモは7月の海水浴場オープン前に、遊泳客の安全確保や整備保全を目的として間引き作業が行われます。SDGs横浜金澤リビングラボでは、この間引きされたアマモの一部を肥料として活用できないか検討しながら、みかんや唐辛子などの農作物を育てる循環型の農業プロジェクトに取り組んでいます。

地元小学校と連携した教育・地域産品づくり

SDDs金澤リビングラボでは、地元金沢区にある瀬ケ崎小学校と連携し、小学校でアマモを肥料として育てられた唐辛子やしそ、同様に金沢区内で栽培されたしいたけや摘果ミカンの陳皮などを活用して地域産品となる「金澤八味唐がらし」の商品開発などを行っています。地域産品づくりに小学生をはじめとして様々な市民が関わる仕組みをつくることで、商品開発プロセスを通じたまちづくりを行っている点が特徴です。

地域資源をうまく活用している

金澤リビングラボの最大の特徴は、金沢区臨海部の廃棄される海藻の肥料としての活用、金沢区内で栽培された野菜を使った地産地消型の地域産品づくりなど、金沢区ならではの地域資源をフルに活用して三浦半島広域連携による循環型経済の構築を目指した商品開発やまちおこしプロジェクトに取り組んでいるという点です。

SDGs横浜金澤リビングラボの概要

団体名称 SDGs横浜金澤リビングラボ
代表者 平野健太郎、奥井奈都美
活動開始年 2019年3月15日
主な活動テーマ 地域産品づくりによる地域観光まちづくり、市民参加型による広域連携まちづくり、産学官連携による地方創生まちづくり
主な活動内容 食と農を繋げる地産地消収穫体験、区内小学校などと連携したキャリア教育、地域産品の販売会などイベント参加、定期的に行うフューチャーセッション
主な活動拠点 横浜市金沢区釜利谷東1-19-11八景市場ANNEX
主な活動メンバー 平野健太郎(八景市場)、奥井奈都美(アマンダリーナ)、堀川ひさよ(光栄堂薬局)、桐山智(瀬ケ崎小学校)、今村美幸、富本龍徳、HAKKEY(関東学院大学、横浜市立大学学生会)
活動頻度 月2回程度(フューチャーセッション)ほか、イベントの開催など
URL https://www.facebook.com/kanazawahakkei/
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