「病気になる前から、人生をデザインできる社会へ」未病リビングラボ神奈川 × 海老名リビングラボ 共創イベントレポート
- On 2026年8月24日
2026年7月31日、えびな市民活動センター ビナレッジにて、未病リビングラボ神奈川主催・海老名リビングラボ共催による「第2回 共創でつくる未来の健康社会」が開催されました。

今回のテーマは、
「病気になる前から、人生をデザインできる社会へ」
医療・企業・地域がそれぞれの立場を越えてつながり、「健康」と「未病」を地域社会の中でどのように実装していくのかを考える場となりました。
未病を「医療」だけでなく「地域」のテーマへ
未病リビングラボ神奈川は、産官学民がつながり、地域の課題を見つけ、実証し、未来の健康社会をつくっていく共創プラットフォームです。
病気になってから治療するだけではなく、その前の段階から一人ひとりの健康やウェルビーイングを支えていく。
そのためには、医療機関だけではなく、企業、行政、市民、地域活動団体など、多様な主体が関わる仕組みが重要になります。
今回のイベントでは、海老名リビングラボをゲストに迎え、「地域から始まる共創の可能性」を軸に、それぞれの実践や考え方が共有されました。
国内外の実践から考える「未病」と地域
前半では、未病リビングラボ神奈川の清水正路代表から、リビングラボとしての取り組みや今後の展望について紹介。
続いて、ジアンカスプロ瑠美氏による「地域が変われば、未病も変わる。〜国内外の実践から見えた健康課題と可能性〜」と題した講演が行われました。
健康課題は個人だけの問題ではなく、その人が暮らす地域や社会環境とも深く関係しています。
だからこそ、「健康になるために人を変える」だけではなく、「健康でいられる地域や環境をつくる」という視点が、これからますます重要になっていきます。
リビングラボサポートオフィスから「地域共創」の実践を共有
トークセッションでは海老名リビングラボの今泉直人氏、永井浩介海老名市議会議長、清水正路氏、ジアンカスプロ瑠美氏とともに議論
テーマは
「地域から始まる共創の可能性」
地域には、行政、企業、医療・福祉関係者、大学、地域事業者、市民活動家など、それぞれ異なる資源や専門性を持った人たちがいます。
重要なのは、それらを個別の活動で終わらせるのではなく、課題を共有し、互いの強みを持ち寄りながら「地域の仕組み」としてつないでいくことです。
リビングラボサポートオフィスが取り組んでいる支援も、こうした地域のプレイヤー同士をつなぎ、共創を実際のプロジェクトへと動かしていくことを大切にしています。
「私たちが海老名で実現したいこと」
後半には、参加者によるグループディスカッションも実施されました。
テーマは、
「私たちが海老名で実現したいこと」
専門家から一方的に答えを提示するのではなく、地域で暮らす人、活動する人、事業を行う人たち自身が「どんな地域にしたいのか」を考えることも、リビングラボの重要なプロセスです。
地域課題を「誰かが解決してくれるもの」から「自分たちで一緒につくっていくもの」へ。
こうした対話の積み重ねが、新しい地域のプロジェクトや社会実装につながっていきます。
「未病」を入口に、持続可能な地域づくりへ
少子高齢化が進むこれからの社会では、医療・福祉サービスだけですべてを支えていくことには限界があります。
だからこそ、病気になってから支えるだけではなく、日常生活の中に健康、人とのつながり、社会参加、居場所、仕事、生きがいなどをつくっていくことが重要です。
そして、その仕組みを行政だけに委ねるのではなく、地域事業者、市民、企業、大学、医療・福祉関係者などがそれぞれの強みを持ち寄ってつくっていく。
「未病」というテーマは、健康分野にとどまらず、これからの地域づくりそのものにつながるテーマでもあります。
YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスでは、今後も地域で活動する人や団体、企業、行政、教育・研究機関などをつなぎながら、地域課題の解決と持続可能な事業を両立する共創の仕組みづくりを進めていきます。
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